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小林 孝徳*; 松岡 雷士*; 横山 啓一
日本エネルギー学会誌, 96(10), p.441 - 444, 2017/10
セシウム交換反応CsI (v=0, j=0) + Cs Cs + ICsの反応断面積を調べるため、ab initio分子軌道法計算により作成したポテンシャルエネルギー面を用いた準古典的トラジェクトリー計算を行った。ポテンシャルエネルギー面から反応中間体CsIの生成に入口障壁がないこと、2つのCsI結合が等価であることが明らかになった。トラジェクトリー計算により反応断面積は衝突エネルギーの増加と共に単調増加することが分かった。CsI分子の初期内部状態がv=0, j=0の場合の反応速度定数は500-1200Kの温度範囲で310cm molecules程度と見積もられ、わずかながら負の温度依存性が見られた。
久保 真治; 小川 益郎
日本エネルギー学会誌, 92(11), p.1041 - 1045, 2013/11
熱化学水素製造法は、原子力や自然エネルギーから得られる熱を用いて水素製造が可能であり、従来の水電解水素製造に代わる方法として注目されるようになってきた。本報は、熱化学水素製造法の原理、熱化学水素製造法ISプロセスの反応構成および国内外の研究開発状況について述べ、熱化学水素製造法ISプロセスの研究動向を概観する。ISプロセスは、熱化学水素製造法のなかで最も研究開発が盛んな方法で、研究開発は、現在、基盤技術の確証段階にある。本プロセスの実用化するための重要課題の一つに実用工業材料製化学反応器の製作性および厳しい腐食環境中での信頼性を確証することが挙げられる。この課題は、日本をはじめ、中国と韓国が取り組んでいる。
日野 竜太郎
日本エネルギー学会誌, 88(5), p.385 - 390, 2009/05
近年の燃料電池開発の急速な進展により、地球環境に優しい水素社会が身近に語られるようになっている。しかし、燃料電池の燃料となる水素は天然にほとんど存在しないため、工業的に生産しなければならない。将来の水素社会において、水素需要の大幅な増加に対応するうえで、COを排出しない水素製造技術が期待されている。これに対応できる水素製造法として、1000C近い高温が取出せる高温ガス炉を用いる核熱利用型熱化学サイクル、特に、ヨウ素(I)と硫黄(S)を用いるISプロセスによる原子力水素製造システムの研究開発が世界的に注目されている。原子力機構は高温ガス炉及びそれを用いた熱化学ISプロセスの研究開発のトップランナーとして世界の研究開発をリードしており、本報では原子力機構が行っている熱化学ISプロセス研究開発の最新の現状,国際的動向等について紹介する。
橋本 昭司
日本エネルギー学会誌, 73(810), 937 Pages, 1994/10
電子ビームによる石炭燃焼排煙処理技術について、その特徴、システムのフロー、NOxならびにSOx除去のメカニズムなどについて紹介した。